Imajima 1979179-181 fig.9.
堀越ら 197937-85.
今島 19792-14.
Imajima 1982160 table 1.
今島 1986153-157 table 1-2.
Imajima 2006395.
西村 1992368 pl.71.1.
今島 1996346 fig.284.
Hove Kupriyanova 200971.
潮岬 19-75m(Imajima 1979
),大槌湾 63m(堀越ら 1979
),
稲取〜洲崎〜下田沖 51-120m(Imajima 1982
),隠岐 28-55m(今島 1986
),
相模湾(Imajima 2006
).
紀伊半島南部の岩礁性海岸の水深20m以深(西村 1992
).
本州中部,水深20〜110m(今島 1996
).
殻の蓋がエラの先端につくタイプのカンザシゴカイで,エラの先端部分には羽状突起をもたない部分が
ひょろっと伸びています.砂質海底上の岩礁下縁に群れて着いています.広げたエラの径が 30-40mm
くらいと,わりと大型なので簡単に見つけることはできると思いますが,原記載論文では固定されたタイプ
標本の大きさが,エラも含めて 21mm とされています(Imajima 1979
, 今島 1996
).
これまでに,大槌湾,下田,隠岐,潮岬で水深 28〜120m からの報告があります.砂質海底のドレッジ
サンプルによるものなので,貝殻などについた小型個体が報告されてきたに過ぎません.
例えば,日本産のイバラカンザシ類は 8〜9種が報告されていて,その中には 10mm
ちょっとの個体をもとにしたものが含まれています.ダイバーが普通目にするものは片方のエラが径,
高さとも 20mm ほどになると思いますが,このサイズだと本体は 40〜50mm か,
もしくはもっと大きくなるはずです.
日本から報告されているカンザシゴカイ類で蓋が球状になるものは,このほかにシライトカンザシ Filograna implexa Berkeley 1835,フウセンカンザシ Metavermilia inflata Imajima 1979, Apomatolos simplex Uchida 1978,Apomatus enosimae (Marenzeller 1884), Apomatus geniculata Moore & Bush 1904 が知られています.実は,最後の A. geniculata がこの写真の正体である可能性もあります.標本を採集したわけではないので そのチェックができませんけれど,棲管の形状からかなり高い確率で Paraprotis pulchra だろうと考えています(もちろん,未記載種の可能性も残されています).
なお,Paraprotis 属のタイプ種 P. dendrova Uchida 1978 は殻蓋をもたない, ごく小型の種です. もしかしたら,将来 P. pulchra が他属へ移動されることもあるかもしれません.
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