三宅 198383 pl.28.1.
西村 1995394 pl.106-9.
奥谷 1994252.
奥谷 楚山 1994249 fig.6.
北海道南部から九州,韓国,中国(奥谷 1994
).
北海道南部以南,中国北部,水深10-30mの砂泥底(奥谷 楚山 1994
).
函館から九州,浅海砂泥底,干潟の発達した内湾,日本海(西村 1995
).
9〜11月甲幅130〜160mmに達した雌が,雌雄とも脱皮後の柔らかな間に交尾(三宅 1983
).
交尾は夜間に行われる(奥谷 1994
).
産卵期は春〜秋,稚ガニは干潟や藻場に定着,成長に伴い深所へ,
成熟雌は交尾後,精子を貯精嚢に貯えて越冬し,翌春受精する(西村 1995
).
寿命は満2年,稀に3年以上(三宅 1983
).
生物学的最小形は甲幅13cm(奥谷 1994
).
小動物を捕食(奥谷 楚山 1994
).
成体は40度近い高温にも0℃以下の低温にも耐えるが,15℃以下では採餌量が著しく低下,
10℃以下では活動を停止し砂泥中に潜る(奥谷 1994
).
食用(西村 1992
),市場ではワタリガニと呼ばれる(奥谷 楚山 1994
).
三宅 貞祥 1983原色日本大型甲殻類図鑑 (II). 保育社. pp.277.
西村 三郎(編) 1995原色検索日本海岸動物図鑑, II. 保育社. pp.663.
奥谷 喬司(編) 1994水産無脊椎動物,II. 恒星社厚生閣. pp.357.
奥谷 喬司 & 楚山 勇 1994海辺の生物. 山渓フィールドブック, 8. 山と渓谷社. pp.368.