左右のエラが背面でつながって、およそふた巻きしています。
各鰓糸は全部で100本ほどあり、そのそれぞれに、
黒くて小さな眼点が基部から先の方までまばらに付いています。
鰓糸側面の耳状突起や背面の指状突起はなく、内側に糸状突起が密生しています。
エラの基部が膜でつながっているかどうか、とか、dorsal lipの形状などは写真からはわかりません。
とまあ、そんな理由で、上記属か、もしくは Anamobaea、
Notaulax のどれかではないかと思います。
以上は Fitzhugh (1989) の付表を用いてチェックしましたが、まちがえているかもしれません。
Fitzhugh, Kirk 1989A systematic revision of the Sabellidae-Caobangiidae-Sabellongidae complex. (Annelida: Polychaeta). Bulletin of the American Museum of Natural History. pp.104.