something Benthos Smith

ベントス屋サンのあれやこれや

  ベントス屋サンという言い回しは、けっこう古くからあると思います。 研究者だけじゃなくて、民間にいてもベントスをメインに扱っていれば じゅうぶん名乗る資格はあるみたいですねw
  ただちょっと、たしかに特殊な分野ではありますが、 若干軽視されてる気がしないでもないです^^;
  ある同業者はプランクトンの方が大変なんだと言い張ってやまないし、 あるダイビングのインストラクターは「何も知らないんだね」との評価 (ぼくが魚も海藻も同定できません、と言ったからですが)。 かつての上司の一人に至っては、そんな小さなものにそんな時間かけてどーするの、 とのお言葉でした orz
  なんという認識不足w ベントス屋サンが日本中にどれほどいることか。 何人くらい?!?! サッパリわかりませんが ^^;

  たぶん、数ある生物分野の中で、ベントス屋サンが最も多くの生物門を扱うことになるでしょう。 バイオームの中で種多様性が最も高いのは熱帯雨林だと言われてますが、 海域のベントス群集は門レベルの多様性が最も高い、というのがここ数年のぼくの持論です (写真集の見出しをご参照くださいw)。
  まぁだからと言って、ベントスの分類同定の方がプランクトンより大変だ、 なんて視野の狭い主張をするつもりはありません (・ω<)

  自己紹介のページでは a freelancer of benthos worker を名乗っていますが、 もっと職人的な含みを持たせたいと常々考えていました (いやいやいや、fire works にしろ Honda Works にしろ、かなり高度な技術ですが)。
  で、ここでは Benthos Smith なんて言葉をひねくり出してみましたw  もうこの際、両方ともぼくの肩書にします。名刺もこれで作っちゃおう♪

01 September 2016